イケメン☆パーティー
舜は疑わしそうにあたしを見た。
だめだ、信じてない。
あたしは畳み掛けた。
「その時に、舜と美沙子さんが会ってるって聞いたの。
あと、水野さん、自分の夢について話してくれてね。
それに影響されて、あたしも自分の夢を実現できるように頑張ってみようって決心して。
あたしさ、マンガ家になりたいんだ。
でも、最近忙しいから描けてなくて。
水野さんが来たときにソワソワしてたんだとしたら、それはちゃんと夢に向かって進んでる水野さんに対して、あたしが三日坊主になちゃってて情けなくてっていう理由からだよ」
「ふうん。
夢を語られて、惚れちゃったわけだ」
「だから、違うって!
それに、水野さんはほかに付き合ってる人いそうじゃん。
あたしなんか、相手にしないよ」
「そっかあ?」
「美沙子さんとだってどうかわかんないし、会社の人と付き合ってるかもだし」