イケメン☆パーティー

あたしは、以前水野さんと一緒に飲みに行って以来、再びマンガを描くことを決めたものの、実際には仕事が忙しくてちっともはかどっていなかった。

せっかく水野さんがここにいてくれるって言うんだから、ちょっと話を聞いてもらおうかな……


「あの、水野さん、もしよかったら相談にのってもらえませんか?」

水野さんはあたしの顔を見て微笑んだ。

「相談?もちろん。僕でよければ」


「先月、食事に行ったときに、水野さんの夢を教えてもらったじゃないですか。
あたし、あの時は恥ずかしくて言えなかったんですけど、本当はあたしにも夢があるんです」

「へえ、かりんちゃんの夢って?」

「マンガ家になること、なんです」

笑われるかな、とちょっと心配しながら打ち明けたんだけど、水野さんはそんなそぶりは見せず、興味深そうに聞いてくれた。

「へえ、面白そうだね。
ずっと描いてるの?」


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