イケメン☆パーティー

「ええええっ?」


相手はもちろん、水野さん。

あたしは水野さんに抱きしめられたまま、頭を下げた。


「ごめんなさい!」

水野さんは寝ぼけまなこで当惑していた。

「え?なんで?なんでかりんちゃんが?」


無理もない。


「あたしが悪いんです、すみません」

あたしは再び頭を下げた。


慌ててあたしを抱きしめていた腕と足をはずした水野さんは、体を起こして頭をかいた。


「いや、俺の方こそごめん。
でも、悪い、昨夜のこと覚えてない。
うわっ、俺最低だな。
こんなことしといて……」


< 181 / 381 >

この作品をシェア

pagetop