イケメン☆パーティー
「ええええっ?」
相手はもちろん、水野さん。
あたしは水野さんに抱きしめられたまま、頭を下げた。
「ごめんなさい!」
水野さんは寝ぼけまなこで当惑していた。
「え?なんで?なんでかりんちゃんが?」
無理もない。
「あたしが悪いんです、すみません」
あたしは再び頭を下げた。
慌ててあたしを抱きしめていた腕と足をはずした水野さんは、体を起こして頭をかいた。
「いや、俺の方こそごめん。
でも、悪い、昨夜のこと覚えてない。
うわっ、俺最低だな。
こんなことしといて……」