イケメン☆パーティー
「ねえ、これ今度は『みゅーず』に応募するのよね?」
「はい、そのつもりです」
「だったら……、いいんじゃない?」
「え?」
「だから、『みゅーず』なら合ってるし、前回注意したところは直ってると思うし、いいって言ってるの」
「本当ですか?
ありがとうございます!」
あたしは頭を下げ、テーブルに額をくっつけた。
田所さんに初めて褒められた!
「私は『みゅーず』編集部のメンバーじゃないし新人賞の選考委員でもないんだから確実なことは何も言えないわよ。
でも、まあ、いいと思うわ」
「本当ですか?」
「しつこいわね!
女子に二言はないわよ!
もしこれが採用されたら、舜君に私のアドバイスのおかげで受かったって言いなさいよ」
「はい、必ずそうします!」