イケメン☆パーティー

あたしが自分の世界に入り込んでブルーになっているうちに、気づくと、大前さんの下ネタが始まっていた。

男の人って、こういう話、好きだよねー。

まあ、飲み会の席だし、目くじら立てるほどのことじゃないから、あたしも周りに合わせて控えめに笑って聞いてた。

すると、大前さんが突然舜に話を振った。

「おい、そんなに笑ってるけど、舜だって結構やることやってんだろ?
おまえ、モテるみたいじゃないか。
会社の子、何人食った?」

「いやいやぁ、大前さんとは違いますよぉ。
俺は一途ですから、こうと決めたら一人だけなんですよー」

舜はかなり飲まされたらしく、ろれつが怪しくなってきてる。

「お、言ったなあ?
じゃあ、おまえの本命は誰なんだよ。
この間一緒にいたコールセンターの子か?」

大前さんは上機嫌に尋ねた。


< 267 / 381 >

この作品をシェア

pagetop