イケメン☆パーティー
しかし、あたしのそんな努力はまったく無駄だった。
大前さんは大喜びだ。
「おー、秋山もか?
ワッハッハ、あいつ、今頃大阪でくしゃみしてるぞ!
いや、やるなあ、かりんちゃん!
秋山とは寝たのか?」
「な!そんなこと…」
「あるわけないじゃないですか」と続けるはずだった言葉は、舜にさえぎられた。
「あったりまえじゃないですか。
お泊りした仲だもんなー、かりん。
なあ、俺と秋山さんとどっちのHがよかった?」
「な、なに言って……」
あたしは真っ赤になった顔から、今度は血の気が引いていくのを感じた。
だって、舜の隣には水野さんがいるんだよ。
水野さん、さっきから何も言わずにお酒飲んでるけど、丸聞こえじゃん!