イケメン☆パーティー

「そしたらさ、昨夜あいつ、すごい剣幕で怒るからさ。
おお、もしかしてこれは、と思ってさ。
一肌脱ごうと思ったわけだ」

「はあ……」

物思いに沈んでいたあたしは、生返事をした。

「かりんちゃん、水野のこと、どう思う?」


え?

あたしは我に返った。


「俺が言うのもなんだが、あいつはいいやつだぞ。
うちの期待のエースだしな。
もうあと2年もしたら、いいリーダーになる。
顔だって悪くないし、性格も温厚だし。
どうだろう、あいつの女性不信をかりんちゃんが治してやってくれないか?」

「はあ……」


それってつまり……

水野さんと付き合わないかってこと!?


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