イケメン☆パーティー
でも、本当に嬉しかったんだ、あたしのために舜を殴るくらい怒ってくれたこと。
そう言おうかと思ったけど、なんだかあたしまで照れくさくなって、水野さんの質問に答えることにした。
「この前、新しい原稿を、前とは別の雑誌の新人賞に応募しました」
「そっか、頑張ってるんだ。
その賞の発表はいつ?」
「6月1日です」
「入賞できるといいね」
そう言って、水野さんはにっこり微笑んでくれた。
水野さんの笑顔、嬉しい。
水野さんの微笑む顔を見てるだけで、あたしは幸せな気分になれる。
自然と自分も笑顔になる。
あたし、やっぱり水野さんが好き――……