イケメン☆パーティー
「ええ、そうなんです」
舜は少しばつが悪そうに水野さんに頷くと、美沙子さんの方を向いた。
「だから、どうしてもっていうんなら招待状も手配できると思いますけど……
でも、どっちみち、美沙子さんその日は無理でしょ?」
「そうね」
美沙子さんは残念そうに頷いた。
「だから、今日、お祝いってことで、な」
そう言って、舜はあたしの方にグラスを掲げた。
あたしは、ありがと、とグラスを合わせた。
「じゃあ是非また後日、パーティーの報告を聞かせてね」
そう言う美沙子さんにあたしは微笑んで頷いた。
「はい。
あたしも美沙子さんの結婚式や新婚旅行の話、あとで聞きたいです。
新婚旅行はどちらに行かれるんですか?」
それからは美沙子さんの新婚旅行や新居の話などを聞き、楽しく食事の時間は過ぎていった。