イケメン☆パーティー

でも、今度はチャンスの女神様が猶予をくれた。


「うん……
いや、たださ、その、お祝いとかじゃなくてもさ、また二人で食事でもどうかな」

「あ、はい、喜んで!」


うわあ、女神様、ありがとう!


「そう、よかった。
じゃ、また連絡するよ。
無事に帰れてるんならいいんだ。
遅くに悪かったね」

「いえ、とんでもないです。
あ、そうだ、あの……」

「ん?なに?」


思い切って、今、告白しちゃおうかな。

水野さん、また誘ってくれたし、大前さんにも約束したし。

今なら女神様も応援してくれる気がする!

言うなら今しかない。

がんばれ、かりん!


「あの、水野さん、あたし、えーっと。
今回新人賞取れたこと、すごく嬉しくて。
でもそれって、もともと水野さんがご自分の夢の話をしてくれたのがきっかけだったんです。
それに、水野さん、いつもいろんな話をしてくれて、あたしすごく励まされて、
それに、酔っ払いから助けてくれたり、舜をなぐってくれたりとか、すごく嬉しかったし。
その、つまり、あの、何が言いたいかというと、あたし……」

「ストップ!」


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