イケメン☆パーティー

後ろ姿も颯爽としててかっこいい。

あたし、この人の彼女なんだ。

そう思ったら、なんだかすごく幸せな気分になった。



その後、智裕の車で自宅まで送ってもらった。

荷物を部屋まで運んでもらい、あたしはコーヒーを淹れた。

智裕は上着を脱いでソファでくつろいでいた。


礼装の襟元をはだけさせた格好って、なんか色っぽい……


目のやり場に困って、あまり智裕を見ないように隣に座った。

すると、智裕があたしを見て言った。

「ドレス、しわになるんじゃない?
着替えたら?」

「うん……」


たしかにそのとおりなんだけど。

ワンルームなんだよね、うち。

着替え、丸見えになっちゃうからさ……


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