イケメン☆パーティー
「あの頃かな。
かりんを好きだって自分の気持ちに気づいたのは。
だからよけいに美沙子さんを抱いた自分が許せなかった」
あたしは智裕にもたれかかり、顔を見上げて話を聞き続けた。
「社員旅行で、マンガ家になる夢に向かって頑張りたいけど仕事と両立できなくて悩んでるって、かりんから聞いただろ?
一生懸命頑張ってる姿がいいなって思った。
それに、朝、目が覚めたら、かりん抱いて寝てて。
あれは驚いた。
まったく記憶なかったから。
でも、抱き心地良かったのは覚えてる」
ニヤリと笑って言う智裕をあたしは照れ笑いしながらつついた。
「そしたら、クリスマスイブに偶然会っただろ?
あれで、運命感じちゃってさ。
なんかあの日俺、すごくハイだった。
でも、それで、余計なことかりんに喋った」
「余計なこと?」
「美沙子さんとのこと。
言うべきじゃなかった。
あれで、かりん、俺のこと避け始めただろ?」
「ああ……」
避けたのは嫌いになったからじゃなかったんだけどね。
弁解しようとしたけど、智裕が話を続けたので口をつぐんだ。