イケメン☆パーティー

嬉しい。

「智裕、大好き。愛してる」

思わずそうつぶやくと、智裕の唇が頭の上に触れた。

そしてその唇が、耳に、頬に下りてきて、最後にあたしの唇に触れた。


好き。

大好き。

愛してる。


唇から想いが伝わりますようにと、何度も何度も口付けた。


息が続かなくなって唇を離すと、智裕が囁いた。

「かりん」

「ん?」

「愛してる……」


嬉しい。

嬉しすぎて涙があふれてくる。

智裕……


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