イケメン☆パーティー
午後、約束通り、秋山さんは車であたしを家まで送ってくれた。
あたしの住むワンルームマンションの前で別れ際にキスして、秋山さんは去って行った。
あたしは部屋に入って着替えると、昨夜からずっと切ってあったケータイの電源を入れた。
思ってた通り、舜からの着信とメールがたくさん入っていた。
どうしよう……
秋山さんと恋人同士のような週末を過ごしておきながらも、あたしは舜のことも気になっていた。
『かりん、可愛すぎ』
『かりん、俺もう我慢できない。
おまえ、無防備過ぎなんだよ……』
『そんな声聞かされたら、もう俺とまんねえ』
しかし、考えても結論は出ず、あたしはそのまままたケータイの電源を切った。
明日、考えよう……