イケメン☆パーティー
自分が悪いんだけど、針のむしろに座ってるような気分だった。
早く、お昼にならないかな。
午前中、あたしは何度も時計に目を走らせた。
やっと昼休みを知らせる音楽がスピーカーから流れると、あたしは急いで財布を持って立ち上がった。
一刻も早く、舜の隣の席から逃げ出したかった。
あたしはがやがやと食事に向かう人々の列に続いて、オフィスのドアから出た。
エレベーターホールの人ごみの後ろでほっと一息ついていると、ぐいっと後ろから腕を引っぱられた。
えっ!?
振り向いて、息をのんだ。
舜!
舜はあたしを非常用の外階段に連れ出した。