イケメン☆パーティー
「本当はおととい教えるつもりだった」
静かに舜に言われ、あたしは俯くしかなかった。
「ごめんなさい」
「謝るなよ。
だいたい何があったかは想像つくから。
あっちもマジみたいだし、俺も本気で行くから覚悟しろよ」
あたしはじっと見つめてくる舜の目を見つめ返した。
舜……
「本当はさ、もっとゆっくり付き合って行きたいと思ってたけど、もうなりふり構ってらんねーから、全部さらけ出すことにした」
舜はグイッとカクテルを飲み干すと、あたしの手を掴んで立ち上がった。
全部さらけ出す?
どういう意味だろうと首をかしげながら、あたしはまた舜に連れられるままクラブを出た。