イケメン☆パーティー
「俺は二股でもいい。
二番目だろうが三番目だろうが、構わない」
「な、なに言ってんの?
そんなのいいわけないじゃん」
あたしは驚いて首を振った。
しかし、舜は微笑みすら浮かべて言った。
「どうせフラれても、俺はかりんにしか目が行かないんだから、見てるだけより二股の方がいいってこと」
「そんな……」
あたしはたじろいだ。
いや、ここで負けちゃダメだ。
あたしは自分自身を叱咤して続けた。
「舜はすごくモテるんだよ。
この前だって人事の先輩に誘われてたじゃん!
あたしなんかよりずっと美人だし、きっとお似合いだと思う」
すると、舜は首を振った。