イケメン☆パーティー
「秋山さんにも、俺のこと話すつもり?」
「うん。
明日、出張から帰ってきたら」
あたしがそう答えると、舜はニヤリと笑った。
「俺、ぜってー負けねぇ」
急にいつもの調子に戻ったから、思わず笑ってしまった。
「あ、泣ーいたカラスがもう笑った」
「もう、いじわる!」
あたしは目尻の涙を拭い、舜を叩いた。
すると、舜はあたしの肩を抱き寄せて、頬にチュッと音を立ててキスをした。
きゃっ!
「ちょっと!人前で恥ずかしいよ……」
しかし、舜は素知らぬ顔でグラスを傾けていた。
もう、舜ったら!
でも、舜はいつもあたしを笑顔にしてくれる。
ありがとう、舜――