イケメン☆パーティー
あたしは切り出した。
「秋山さん、今日は先日のお返事をしようと思って来ました」
秋山さんは表情を引き締めて、あたしを見つめた。
「あたし、秋山さんとはお付き合いできません。
秋山さんのことは上司として尊敬していますし、素敵な方だと思っています。
でも、あたしはまだ結婚なんて考えられないし、それに……」
「それに?」
あたしは気まずく思いながらも、ちゃんと秋山さんの目を見て思い切って言った。
「あたし、
秋山さん以外にも好きな人がいるんです!」
「……それは、舜のことか?」
「…………」
あたしが躊躇していると、秋山さんはあたしの返事を待たずに続けた。
「言いたくないなら、無理には聞かない。
でも、この前も言ったけど、結婚はいずれでいいんだ。
かりんがしたいと思った時で。
それでも負担に思うなら、普通にただの恋人として付き合おう。
それなら、いいか?」