ＳＷＥＥＴ ＢＩＴＴＥＲ

「あの～優翔さんですよね？

わたし柚の友だちの浅野唯です。

柚と優翔さんって付き合ってるんですか!?」



唯がいきなり意味分かんないことを言い出した。



「唯!?何言ってんの!?」



でもあわててるのはあたしだけで、優翔さんはにっこりして返事をした。



「え!?そう見える!?そうなんだよね！」




は!?



あたしの頭の中ははてなとびっくりでいっぱいになった。




「あのっ！そうゆう誤解を招くこと言わないでください！」



あたしは顔を真っ赤にしてお店の中だというのに大声で言ってしまった。




お店の中にいたお客さんは大声を出したあたしをびっくりした顔でみた。




「す、すいません！」




あたしがすかさず謝ると
唯と優翔さんが２人してクスクス笑いだした。




「もぉ～！笑ってる場合じゃないよ！
それにあたしと優翔さんはつき合ってなんかない！」




あたしはその場を離れて、レジに行った。




「怒んないの！ジョークだよジョーク♪」




唯は気軽に言ってる。




「唯はいいよね～
自分の事じゃないから」




「うん！

人のことに口出しするの大好き♪」



「唯のバカ！」