愛しい君へ
私はリストカッターだ。


初めてリストカットした時の事は、いまも覚えている。



その頃仲の良かった友達に裏切られ、

ハブられて


毎日毎日が辛くて


でもやっぱり死んでしまうのは怖くて

カッターじゃなくて

コンパスで自分の手首を切り裂いた



「なんで…ッ…


あの時助けてくれたの詩織じゃんッ…

なんで


詩織のことで

リスカしなきゃいけないのッ…」
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