SLEEPING
ユウの事は大好きだけど、定職に就かず住み着いてるユウを見てると結婚なんて無理だと思う。


貯金もないただのフリーターじゃ…



煙草を揉み消し、ベッドに戻り吐き出した言葉に少しすっきりしてアタシは眠りについた




「ラ…アイラ!」




身体を揺すられてる感覚と遠くで聞こえる声に眼をあけると




「起きて。ご飯」




ユウが子供みたいな無邪気な笑顔でアタシの顔を覗き込んでて




「…なんか適当に食べなよ」




そう言ってまた眼を閉じたアタシに
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