SLEEPING
「何もない」



ふて腐れた声を出すユウにイラつきながらもアタシはベッドから出た




冷蔵庫を開け、卵とパンを取り出し簡単な朝食を作りテーブルにお皿を置くと




「ありがと」




上機嫌な顔に変わったユウを見てまたイラだちが募る



「目玉焼きとパン焼く位出来るしょ?」



向かいに座りそう言うアタシに



「アイラが作った飯が食べたいの」




パンを頬張りながら答えるユウにため息がでた
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