あの音が聞きたくて
晩御飯も終わり、食器の片付けも
一段落着いた。

「リオ〜ン、お風呂に入るぞ!」

健治がリオンに声をかけ、
二人はお風呂へと向かっていった。

片付けが終わった麻衣は、
健治とリオンがお風呂に
入りにいったことを良子から聞いた。

「そうですか。
お義母さんも次に入って下さいね。」

と返事をしたとたんに、
麻衣は背筋が凍るような衝動に襲われた。

すぐさまにお風呂へとかけつける。

「パパ〜、補聴器!!」

そう叫んだ。
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