好きって言いたい~③人のStory~
思わず、彼女の体をかばうように




自分の体を満員電車の中に




滑り込ませた。




「大丈夫?」




俺の声に彼女は恐る恐る顔を上げる。




「はっはい・・・大丈夫です。



ありがとうございます~!!」




彼女のコロコロ変わる表情に思わず




目を奪われる。




「?何ですか?」




「いっいや・・・」




彼女の丸い瞳が俺の目を捉える。




なんだか、顔が熱い・・・




なんだ・・・?
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