好きって言いたい~③人のStory~
「なんだよ、怜。



もしかしなくても・・・




今日の子の事?」




平太の鋭い指摘に俺の顔から




余裕の表情が消える。




「ははっお前のそんな顔、初めてみたわ。



なに?どうした?」



平太が柵によっかかりながら俺に視線を向ける。




「平太・・・俺自分がわかんねぇ」




「へ?」




平太の間抜けな声が屋上に響いた。
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