好きって言いたい~③人のStory~
「ミドリ・・・・




ミドリ・・・・」




京平の




切ない声が




私の耳を通して




全身に降り注ぐ。




「だっだめ!」




京平の腕を力いっぱい押す。




私の心に昌の笑顔が




あの優しい笑顔が・・・




映し出される。




「京平・・・ダメ。




私もう・・・




昌以外の事




考えたくない・・・




私の心の中に入ってこないで!」




私の足はいつの間にか




走りだしていた。




昌・・・・




昌・・・・




その腕で









抱きしめて欲しい。




私の




心は




昌のものだって・・・
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