限りある世界で、僕たちが出来ること。
(お――い。
トヨマネージャー君。
さっさと起きろよ。
せっかく1年振りだってのに…)
「ミーマネ…」
あっ、智也の声だ。さっきの、誰の声だったんだっけ?
ま、いいか。眠たいし。なんか頭イタイし。
ん?
なんかグラグラするな…。地震か?
「おい!いつまで寝てんだよ、水城!」
怒鳴るなよ…。いま起きるからさ。
「……って。……!!!!」
こんなにエクスクラメーションマークを並べたのには意味がある。だってさ。目の前にいたのは智也じゃなくて……。
「ま……ま、ま、ま、マッチョ……!っ。あ、あんたって、午後からじゃ……ぁ…」