恋☆の相手はいじわる神様!?
「全然聖也君に会えへんやんかー!!」
そう、あれ以来聖也君に会えてない可哀想なあたし…
なんで?てかなんで!?
神様…やっぱ庶民はあかんのか!?
あほなあたしは
学年もクラスもドキドキしすぎて聞くの忘れとった…。
意味あらへん…。
よって探しても探しても見つかるわけがなく…;
「全っ然会えへん…。んー同い年やと思ったんやけどなぁ~」
そう呟いたあたしに
綾がめんどくさそうな顔をした。
「なんやその顔は;」
「いや、またやってんのかと思って。」
あたしは出会ったあの日から一週間ずっと聖也君を探してるのだ。
だって見つからへんねんもんっ!
「いい加減諦めたら?きっとその聖也君とやらはあんたの妄想からつくられた幻やったんやわ」
「んなわけあるか!;絶対見たし。てか綾も見てたやろ!!」
「いや綾は断じて見てへん。」
うわ!!ありえへん…
この目で確かに見た!
…はず。