恋☆の相手はいじわる神様!?
顔を上げたあたしの目にうつったのは、さっきまでここにいた素敵な聖也君ではなく、紛れもないセイだった…。
「なんで!?」
「未希ほんと馬鹿。なんで気づかねーの?」
「神様これは嘘やと言って下さい。」
「いや、神様俺だし。」
う…。
あたしの運命の人聖也君はあたしのいやーな神様、セイが変装(変身?)した人物だった。
つまりあたしが恋に落ちたと思っていたのは
面白がっていい男の子を演じてたセイだったのだ…。
あぁ、可哀想な自分…
セイは神様やから自分の姿を変えることなんて、簡単らしい。ちなみに声を変えるのも。
だから別人やったわけで、もちろん分かるわけがない。ましてや一般の人間よりアホなあたしは一切疑うことなく、セイに騙されてた…。
あぁやっとつかんだ
あたしの恋が…
たった今砂とかした…。