恋☆の相手はいじわる神様!?
自分のアホさに
自分のみじめさに
ほんまに泣けてきた
あーやばい涙が…
「なっ!;何泣いてんだよ?」
「泣いてへんわ…」
あかん!!こんな男の前で泣くなんて。
一生の恥やわ。
そう思ってあたしは出てきた涙を急いで拭って
ばれないように
ぎゅっと目をつぶった
ぐいっ
顎を掴まれ急に無理やり上げられたあたしの顔
びっくりして目を開けると
目の前、ほんとに息がかかるほど近くにセイの顔があった。
「やっぱ泣いてんじゃん」
「なっ!勝手に見んなアホ神!!」
近いねん!!
その近さで喋んなっ
「お前が悪いんだろ?お前がすぐ誰か好きになるから。俺の苦労がふえんだよ。」
「はぁ?なんであたしが誰か好きになったら、セイの苦労が増えるわけ?」
「だってお前優しくされたらすぐ好きになんじゃん。」
「当たり前やんか!普通優しくされたら惚れるやろ!」
「ほら…それが駄目なんだって。」