チョコ★チョコ〜バレンタイン〜
「ちょっまって!」
晴樹先輩も走ってきた。
もちろん私は先輩に
かなわない。
「有紗っ!」
腕を引っ張られた。
その瞬間、
暖かい温もりを感じた。
気付いたら先輩の
腕の中にいた。
「……?」
あまりの出来事に
訳が分からず
声が出なかった。
「俺もお前が好きだ…」
「え?」
その言葉に驚いて
先輩を見上げた。
「俺と付き合って?」
私の答えはもちろん…
「はい……」