唄恋


それから春さんの家に行く事になっていた。








家につくまでの間普段ずっとしゃべってるあたしなのにずっと黙りこんでいた。









そんなあたしに春さんは何の音楽聴くん?






誰が好き?







等とほとんど音楽関係の話をしていた。











本当はね








…もうこの時から気づいてた。









あたしはもう春さんに本気で惚れていた。









だけど…気づかないふりでもしとかないと
後で自分が泣くことになるって予想はついていた









だからせめてこれ以上好きにならないようにしようと
自分に制限をかける事で必死だった。












セフレ…










それはお金を払って関係を保ったり体だけの付き合い。












だけど春さんとセフレ達の関係は違った。














確かに体だけの関係でもある。












でも春さんの事を好きといってる女の気持ちを
セフレという形で受け入れる事でお互い納得しているからその方法をとったらしい。
















そう考えると春さんって本当は良い人なのかな?とあたしは思った。



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