俺様王子の秘めゴト
え…?











「おい圭!!」


「なんだよ、別に良いだろ?お前なんかより俺の方が華南ちゃんは安心できるんだから。」









まぁ…否定はしませんが。








「てめぇには補佐なんて必要ねーだろ!」









まぁそれも否定しません。








真波先輩には補佐がいない。








それは必要ないからいないのだ。









机はいつも綺麗で、書類の束所か紙の一枚もおいてない。









それに比べて奴は、書類の束所か塔が置いてある。








雲泥の差とでも言っておこう。








「まぁ必要はないよ。でも華南ちゃんだったら別。」







ん?










「先輩?」









それって…









「圭!」









ビクッ










いきなり怒鳴られ体が強ばる。








「何大きな声だしてんだよ。華南ちゃん怖がってるだろ?大丈夫?華南ちゃん、よしよし。」









真波先輩…。









真波先輩は私が体を強張らせたことを直ぐに察知し頭を撫で出す。










「あのっ…」


「何?華南ちゃん。」










ん?と首を傾げる真波先輩。










かっこいいとつい思ってしまう。









「オイコラ圭!!」



そこでぐいっと。









真波先輩の腕が捻り上げられた。
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