俺様王子の秘めゴト
…ん?










なんでそうなるんでしょうか。








「天然…ですか?まぁ確かに頭は天然パーマですけど…」








天然ってそゆことでしょ?









クルクルの、一見巻き髪に見える私の頭。









けど実際は天パである。









最近は魔王が呼び鈴見たいに引っ張るから今日はお嬢様結び。









えっと…横の髪とトップの髪をまとめている結ぶ髪型。









「で、ソレガなにか?」










天パじゃいけないの?










「…うん、華南ちゃんは天然だ。」










私が首を傾げると真波先輩は私の頭を撫で出した。









だからなんなの?









「なんか…啓志が可哀想になってきた。」









そして笑いだす。









言葉とは反対に。









「うるせぇ!」









もうっ!何なのよ。









「先輩、意味分かんないんですけど…」


「ん?分かんなくていいよ、今はまだ…知らなくていい。」









今度は優しく微笑まれる。








サッパリ意味が理解出来ない。








なんか…腹立つんですけど…
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