俺様王子の秘めゴト
「なっ…」










あ…。









また失言。









「姫谷さん!!っ」









ボスっぽい人が手を上げる。








あーこりゃ殴られるな。









なんて考えていたら










パシッ-…









「あ…」









「華南…っ…てめぇ勝手に帰んじゃねーよ。」









おー…最悪だ。









ボスっぽい人の手が降り下ろされた瞬間、その手が捕まれ奴が現れた。









何故か息切れして。









生徒会室からここまでそんなに距離ないですけど…。








「王子っ…」









他の人達は顔を赤くする。









「っ…わりぃけどこいつ返して貰うな。」









そう言うなり向こうの返答待たず私の首に腕を回し、まるでラリアットのような体勢で私を引きずり生徒会室方面へ歩きだした。










「ちょっ…せんぱっ…」
「とりあえず黙っとけ。」









なんで…










なんでキレてんのこの人!!!!!!!









それから生徒会室まで無言。








私は顔が青ざめ、硬直状態。









私…一体この人に何したの?



< 23 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop