俺様王子の秘めゴト
魔王は私を殴るとスッキリしたのか机に戻る。









むっ……かつく!!!!!!









涼しい顔して書類に目を通し始めている。








あったまきた。









普通殴る!?









女の子を!!しかもグーで!!








なんか…腹立ってきた。









あり得ない。









すんっごくあり得ない!!









「はな、いつまでそこでそーしてんだよ。早く行けっ!」










!!!!!!!!!!









書類から目を離さずそう言う魔王。








はなにもどってるし…。









腹立つ。









信じらんない処じゃない!!








涙が溢れ出てくる。









「~………っざけんなこの暴君が!!!行けば良いんだろ行けば!!!!!!」









頭に来て、涙も拭わず魔王に怒鳴る。








私のこと、なんだと思ってるわけ?








魔王を睨み付け、向きをかえドアに向かう。









「はな言うな。」










ドアを開け、部屋から出る前にそう言うとわざと大きな音を立ててドアを閉めた。


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