俺様王子の秘めゴト
そうしたまま、私は三郷先輩に俵担ぎのまま生徒会室から連れ出された。









いやだぁぁ!!!

































「てめぇら早く吐かねーとマジで打つからな!!!」








きゃー!!








そのまま連れ出されたのは部活棟。







棟内に入って直ぐに聞こえてきた罵声。








これは茜だ…。









「やっばいよ三郷!!遂に茜ちゃん弓構えちゃってるみたいだよ!!!」








あー。









ガンギレしてる茜に武器持たせたんだ。








まじで致命傷だわそれ。








怪我人出るぞ。








茜はやると言ったらやる。








「清里、先行け。」









三郷先輩が顎でさした。








ある意味凄いよね、その冷静さは。








「わっ…分かった!!」








一方で慌ててかけていくあゆ先輩。








うん、それが普通の反応だと思う。







と思った瞬間だった。









「きゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」







悲鳴が聞こえたのは。









これは…、多分茜打ったんだな。









茜は、中学時代から弓道部に所属している。








多分かすめる程度は簡単にやると思うよ。








「全く…やれやれだ。」







そう呟き、三郷先輩はため息を吐きながら足を進め出す。







「お前の友達、クレイジーだわ。」


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