俺様王子の秘めゴト
パシッ…-
冷徹な目で手を掴む。
「二度も殴られてやんないよ。」
しっかりと相手の目を見据え。
「っ…離しなさいよ!!」
相手も睨み返してくる。
「むかつくのよ!!私達がどんなに望んでも近づけない人達に囲まれて!!ウザいのよ!目障りなの!!」
…言ってくれるねぇ。
「消えてよ!!王子達から離れてよ!生徒会、辞めなさいよ!!」
「っざけんな!!」
茜が先輩達に拘束されながらも暴れる。
「鬱陶しいの!!キモいのよ!!!」
プツリと何かが切れる音がした。
ゆっくりと相手の手を離す。
「何よ?言いたいことあるなら言いなさいよ!!」
言いたいこと?
そんなの…。
手を振り上げる。
「何?殴るの?殴れば良いじゃない!!」
強気な相手に冷徹な目のままその手を振り下ろした。
「っ…」
「華南ちゃん!?」
………………。
私が手を振り下ろしたのと同時に目をつぶった相手がゆっくりと目をあける。
自分の身体に痛みが無かったことを不思議に思いながら。
そりゃそうだ。
だって私は殴るために手を振り上げたんじゃない。
「…足。」
「…え?」
「華南お前…。」
冷徹な目で手を掴む。
「二度も殴られてやんないよ。」
しっかりと相手の目を見据え。
「っ…離しなさいよ!!」
相手も睨み返してくる。
「むかつくのよ!!私達がどんなに望んでも近づけない人達に囲まれて!!ウザいのよ!目障りなの!!」
…言ってくれるねぇ。
「消えてよ!!王子達から離れてよ!生徒会、辞めなさいよ!!」
「っざけんな!!」
茜が先輩達に拘束されながらも暴れる。
「鬱陶しいの!!キモいのよ!!!」
プツリと何かが切れる音がした。
ゆっくりと相手の手を離す。
「何よ?言いたいことあるなら言いなさいよ!!」
言いたいこと?
そんなの…。
手を振り上げる。
「何?殴るの?殴れば良いじゃない!!」
強気な相手に冷徹な目のままその手を振り下ろした。
「っ…」
「華南ちゃん!?」
………………。
私が手を振り下ろしたのと同時に目をつぶった相手がゆっくりと目をあける。
自分の身体に痛みが無かったことを不思議に思いながら。
そりゃそうだ。
だって私は殴るために手を振り上げたんじゃない。
「…足。」
「…え?」
「華南お前…。」