俺様王子の秘めゴト
疑惑[啓志side]
「新庄先生、少しお時間よろしいですか?」
華南を解雇してすぐ。
華南が個展をやると言うことで生徒会がかり出された。
「来栖はまた来ないのか。」
ほんと、なんだってあいつはあそこまで華南を嫌うんだか。
会場となっているホテル迄の道なりで三郷が言った。
「でも華南ちゃんが個展って…なんで?」
清里が問いかける。
そんなの俺に言われても分かる筈ねーし。
「それはだね!!」
しかも引率とかまじ意味わかんない名目で校長が着いてくるし。
「校長先生、別に説明しなくても良いですから。」
ナイスだ元町。
ほんとイラつく。
そんなんで着いた会場はかなり賑わっていて、正直驚いた。
「すご~い!」
清里が楽しそうに先陣きってはいって行く。
「あ、清里!」
それを追いかける校長。
「やれやれだ。」
そのあとを俺達4人が付いていった。
会場内も外と変わらず賑わっていて至るところに人だかりが出来ている。
「凄いなぁ、これ華南ちゃんが全部作ったんだろ?」
隣で圭が呟く。
「個展なんだからそうだろ。」
その質問に答える三郷。
何馬鹿な質問してんだよ。
圭を睨む。
清里は楽しそうにぐるりと会場内を見渡していた。
「さて、じゃぁ華南ちゃんでも探しますか。」
…は?
「なんでそうなるんだ?」
「華南さん!!!!!」
直後、華南の名が叫ばれる。
その名前にドキッとした。
華南を解雇してすぐ。
華南が個展をやると言うことで生徒会がかり出された。
「来栖はまた来ないのか。」
ほんと、なんだってあいつはあそこまで華南を嫌うんだか。
会場となっているホテル迄の道なりで三郷が言った。
「でも華南ちゃんが個展って…なんで?」
清里が問いかける。
そんなの俺に言われても分かる筈ねーし。
「それはだね!!」
しかも引率とかまじ意味わかんない名目で校長が着いてくるし。
「校長先生、別に説明しなくても良いですから。」
ナイスだ元町。
ほんとイラつく。
そんなんで着いた会場はかなり賑わっていて、正直驚いた。
「すご~い!」
清里が楽しそうに先陣きってはいって行く。
「あ、清里!」
それを追いかける校長。
「やれやれだ。」
そのあとを俺達4人が付いていった。
会場内も外と変わらず賑わっていて至るところに人だかりが出来ている。
「凄いなぁ、これ華南ちゃんが全部作ったんだろ?」
隣で圭が呟く。
「個展なんだからそうだろ。」
その質問に答える三郷。
何馬鹿な質問してんだよ。
圭を睨む。
清里は楽しそうにぐるりと会場内を見渡していた。
「さて、じゃぁ華南ちゃんでも探しますか。」
…は?
「なんでそうなるんだ?」
「華南さん!!!!!」
直後、華南の名が叫ばれる。
その名前にドキッとした。