風をつないで
「奈緒~今日部活長引きそうなんだ…
だから先に帰ってくれるか?」
「教室で予習とかして待ってるよ。」
「悪いな。」
「ううん。次が高校最後の大会でしょ?頑張ってね!」
「あぁ。頑張るよ!」
私たちは毎日一緒に下校する。
朝は別々で学校に行くから帰りだけは一緒に帰ろうと心がけていた。
というよりも、自然にこういう形になってきた。
私は部活には入っていないから、教室で宿題したり、図書館で本を読んで過ごしている。
他の人が見たらつまらない事だと思われがちだけど・・・
私にとっては有意義な時間。
待ってる間、時々退屈な時もあるけど、全然苦じゃなかった。
いつもなら部活は6時半くらいには終わる。
だけど今日は8時くらいになるみたいだ。
この日、私はいつものように教室で待っていた。
宿題が終わった時にはまだ5時半。
そのあと少し本を読んでいたけど、
私はいつの間にか眠ってしまっていた・・・
そして夢を見た。
浩斗との結婚式の夢。
純白のドレスを着て、みんなに祝福されて、将来を誓って…
幸せってこういう事なんだね…
そういう風に感じた。
だから先に帰ってくれるか?」
「教室で予習とかして待ってるよ。」
「悪いな。」
「ううん。次が高校最後の大会でしょ?頑張ってね!」
「あぁ。頑張るよ!」
私たちは毎日一緒に下校する。
朝は別々で学校に行くから帰りだけは一緒に帰ろうと心がけていた。
というよりも、自然にこういう形になってきた。
私は部活には入っていないから、教室で宿題したり、図書館で本を読んで過ごしている。
他の人が見たらつまらない事だと思われがちだけど・・・
私にとっては有意義な時間。
待ってる間、時々退屈な時もあるけど、全然苦じゃなかった。
いつもなら部活は6時半くらいには終わる。
だけど今日は8時くらいになるみたいだ。
この日、私はいつものように教室で待っていた。
宿題が終わった時にはまだ5時半。
そのあと少し本を読んでいたけど、
私はいつの間にか眠ってしまっていた・・・
そして夢を見た。
浩斗との結婚式の夢。
純白のドレスを着て、みんなに祝福されて、将来を誓って…
幸せってこういう事なんだね…
そういう風に感じた。