NO・チョコバレンタイン
家に帰り、なんだかんだしていつの間にか10時30分ごろになっていた。
あ。そういえばケータイの電源消したままだったっけ。
ふとそのことを思い出し、ケータイの電源を入れた。
「!!」
メールの受信ボックスを見ると、静華からのメールが10件もあった。
その中のひとつのメールに俺は、固まった。
『一緒に帰れなくてごめん。電話のとき怒ってたのはそのせいかな?どうしても渡したいものがあるから、7時に学校の近くの公園に来て。』
7時って今から3時間以上も前のことじゃねぇか!
あいつのことだから、まだ待ってるだろう。急がないと!!