NO・チョコバレンタイン
「ストラップ…。」
黒のYとSのイニシャルがついたストラップだった。
「Sはあたしで、Yは…ゆ、佑太だよ。」
静華は顔を真っ赤にして言った。…ん?今「佑太」って言った?は、初めて名前で呼んでくれた!
「佑太…大好きっ!」
静華は、最高の笑顔で言った。すっごい顔赤かったけど。
ーぎゅっ
「ちょっ…鈴木!?」
俺が急に抱きしめたせいか、静華はかなり動揺していた。あ…鈴木に戻ってるし…