ズルい君



「あ―…すぐ行く―」



なんだ、
そのけだるそうな返事は。


女の子に告白される
ってゆうのに。


あたしもそれぐらい
モテて涼しい顔して
みたいもんです…。



あいつは席をたって
女の子のところへ
行こうとする。



今度はどうだろう…

今度こそOKするのかな…?

またいつもみたいにフるのかな…?



お願い。

神様。


どうか今回もあいつが告白を断るようにして下さい。



だって…

あたしは『あいつ』が
好きだから。



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