あおい。あおい。
「がんばってきな〜」


放課後、美保と別れ
まゆは公園へと向かう


公園につくと
裕真はもうブランコにのっていた


「ゆ〜まっ」


後ろから名前を呼ぶと
彼は笑顔で振り向いた

「お〜まゆ。今日も来たんか」


裕真は隣のブランコをポンと叩きまゆに座るよう促す


「ちょうど帰り道だしね」


毎日裕真に会いにきてる事がばれないように理由をつける



隣で無邪気に笑う彼がかわいかった

彼と話す度
彼を知る度
どんどん好きになっていく


日に日に
裕真への想いは募っていった
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