あおい。あおい。

誤解

裕真への思いも薄れて行き
季節はもう夏になる…


部屋のベッドで寝転がっているとまゆの携帯が鳴った


♪〜♪〜♪


それは美保からの電話だった

「はいは〜い」



体を起こしながら電話にでるけど
受話器の向こうからは何も聞こえない……



「もしもし?美保?」


「……グス………」

受話器越しにかすかに聞こえる美保の鼻をすする音



………泣いてる
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