あおい。あおい。
普段あまり泣かない彼女が泣くなんて…
まゆは優しく美保に話しかける
「ゆっくりでいいから話してみ?」
「………あのねっ……」
美保はゆっくりと話を始めた
「うん。」
「…良太がさ……」
「うん。」
「………浮気…してたの」
美保の声が震える
「え……?」
美保の彼氏が浮気?
「あたし……どうしよう…」
美保はかなり混乱してる様でヒステリックになっていた
「こんなに好きなのにっ!!なんであたしじゃだめなのかなぁ…」
「美保!落ち着いて」
「まゆ…辛いよ……本当に好きなのに」
「わかってるよ…。相手は知ってる人?」
「相手見てない…。浮気してるって良太の友達が教えてくれたの」
「本人とは話し合ってないの?」
「うん……」
「じゃあさ…とりあえず話し合ってみなよ?明日放課後にあってさ。なんならあたしついていくよ?」
「……まゆぅ」
「なぁに?」
再び美保の声が震える
「ありがとぉ…。明日ちゃんと会ってみるねぇ……」
「うん。頑張りな」
電話を切った後まゆは再び寝転がり天井を見つめる
「恋って難しいなあ」
しみじみ思いながら
眠りについた