あおい。あおい。

次の日教室に行くと
美保がすごい勢いで抱きついてきた

「まぁ〜ゆぅ〜」

すっかり元気になったみたい
目は少し腫れちゃってるけどなんとか平気そう


「おはよ美保★」


二人はいつものように挨拶を交わし他愛のない話で盛り上がった





あっというまに
放課後になる


美保の表情は徐々に暗くなってくる



「……いける?」


「ん…大丈夫」


「あたしついて行こうか?」

「ありがと。でもちゃんと1人で話してくるよ」



頑張るからと笑顔でピースをし
美保は彼氏の元へと向かった


「平気かなぁ…」


まゆは心配でたまらなかった

親友の美保にはいつも笑顔でいてほしいし傷ついてもらいたくない。


家についてからもずっと携帯を手放さず美保からの連絡を待った
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