あおい。あおい。
「なに話って」
だるそうに携帯をいじりながら話を聞く良太
「美保の事なんだけど…」
「あぁ…昨日別れたけど?」
「え?」
――別れた??
だから美保、学校来なかったんだ
傷ついてる美保の事なんて関係ないような態度で良太はメールを打ってる
あきれた…
「美保…今日休んだの。連絡もとれなくて」
「ふぅん。関係ないし」
「原因はあんたでしょ?」
「浮気ぐらいでうるさいんだよあいつ。みんなしてるじゃん」
あたしは耳を疑った
最低………
怒りで体がふるえてくる
「美保は…純粋に好きだったんだよ?!」
「だからもう別れたし。話それだけ?帰るよ」
だるそうに言い去り彼は帰ろうとする
でもまゆは引き下がらなかった
「待ってよ!あんた最低」
怒りが収まらない
でも彼は笑っている
「友達思いなんだねまゆちゃんは」
バカにしたような言い方をし
彼はあたしにキスをした