あおい。あおい。
その日は裕真の事が頭から離れなくてなかなか寝付けなかった。


遠くから見つめていただけの彼とこんな関係になれるなんて思っていなかった。

まゆはこの想いを誰かに言いたくてたまらなくなり親友の美保に話してみようと思い電話をかけた


プルルルル


「はいは〜い」

美保は明るく電話にでる

「美保〜!話したいことあって」

興奮してるせいか
自然と声が大きくなる
「ちょっとまゆ!声大きすぎ(笑)落ち着いて」

電話越しにケラケラ笑う美保。

「ごめん(笑)あのね…」

まゆは少し前から裕真が気になっていた事。
その裕真と仲良くなれた事を美保に話した


「やったじゃん!」


美保は祝福してくれた

「まゆ…実はあたしもね」


その後美保も好きな人がいたらしく素直に話してきた

相手は夏休みの留学の時にあった1個上の良太くんらしい。

お互いの恋の報告で
電話は盛り上がった
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